泌尿器科
◆診療案内
泌尿器科は尿の通り道に関するあらゆる病気を診る科です。主に尿路感染(膀胱炎、前立腺炎、腎盂腎炎、精巣上体炎)、尿路結石、泌尿器科癌(腎癌、腎盂尿管癌、膀胱癌、前立腺癌、精巣癌)、排尿障害(前立腺肥大、尿道狭窄、女性の尿失禁、過活動膀胱)、EDなどがあります。ほとんどの疾患に治療(薬物治療、手術治療、抗癌剤治療など)ができますがトピックをあげます。
トピック(長生病院泌尿器科の得意分野)
① 前立腺疾患全般
前立腺は男性の尿路・生殖器の一部です。主な疾患は前立腺肥大と前立腺癌です。
ⓐ前立腺肥大:尿が出にくくなる病気で進行すると尿の管を留置する人もいます。薬物は現在5種類使用していますが効かない場合は手術をお勧めしています基本的に内視鏡手術といっておなかをきらず尿道から内視鏡を使って前立腺を切除します。新しい機械も導入し、より安全に手術ができるようになりました。
TUR-P(経尿道的前立腺切除術):内視鏡で前立腺を削ります。平均1~1.5時間、腰椎麻酔で輸血する確率は1%程度です。入院期間は平均9日程度です。開腹に比べ痛みは軽度です。
TUR-is:平成24年1月に購入しました。TUR-Pと似ていますがTUR-Pが砂糖水を流して手術するのに対して生理食塩水を使用します手術時間短縮、出血量減少、副作用の減少、入院日数の短縮が期待できる画期的な手術です。
TURisV:上記2手術が組織を削るのに対して組織を蒸発させる方法です。あまり大きい前立腺は無理ですが出血・副作用・入院期間が大幅に減らせます。
ⓑ前立腺癌:現在男性癌の第2位です。50歳から発生します。PSAという腫瘍マーカーで早期発見可能になり治癒率があがりました。当院ではPSA迅速検査(結果が1時間で判明)、前立腺生検(組織採取検査、がんセンターと同じ機械・方法です。2泊3日入院。結果は1週間以内に判明)、さらに癌の治療(前立腺全摘手術、ホルモン治療、抗癌剤治療)が可能です。特に前立腺生検は1か月お待たせしません(緊急性が高い場合は即日検査可能です)。
② 女性の悩みである尿失禁、過活動膀胱
閉経前後あるいは高齢の女性にとって最大の悩みは頻尿、尿もれです。ほとんどは過活動膀胱といって膀胱の容量が小さくなっている病態です。現在6種類の薬剤を使用し治療してます。特に昨年9月に発売されたベタニスは好評です(新薬なので24年9月まで14日投与しかできませんが、当院窓口ではベタニスのみ待ち時間なしで処方してます。近医紹介も可能です)。
薬剤投与で治らない重症の尿失禁には手術治療をお勧めしています。
TVT手術:小さな切り傷で尿道をスリングというひもで恥骨に吊り上げる手術です。腰椎麻酔で2泊3日で可能です。患者様の満足度は高いです。
③ ED(勃起不全)
人に言えない男性の悩みです。現在特徴の異なるバイアグラとシアリスという2種類の薬を採用しています。泌尿器科外来窓口で受け付けにED治療希望をお伝え願えれば待ち時間短縮してご案内します。残念ながら自費診療になります。初回のみ5錠処方(作用・副作用観察のため)ですが2回目以降は100錠まで処方可能です。受診時は必ず内服薬またはお薬手帳を持参ください(特に心臓病・高血圧の方)。
現在の泌尿器科診療体制
医師:常勤医 江越 賢一(平成4年千葉大卒業、医学博士、泌尿器科専門医・指導医)
非常勤 濱野 聡 (平成4年千葉大卒業、医学博士、泌尿器科専門医・指導医)
外来:月・火・水・金曜日の午前中
木曜日午後や他の曜日でも手術や処置中でなければ緊急性のある患者様は診察対応させていただきますのでお気軽に病院までお問い合わせください。
手術:定期は火曜日と木曜日ですが、緊急性のある場合やどうしても都合のつかない方にはご相談で月曜日や金曜日にすることもあります。
主な手術の状況
① 前立腺生検:月に20件まで可能です。20分程度。待ち時間1か月以内です。
② TUR-P:月に10件まで可能です。1時間程度。病状により待ち時間は異なります。早いと2週間以内で可能です。
③ 前立腺全摘術:月に4件まで可能です。2~3時間程度。病状により待ち時間は異なります。自己血を800ml貯血する場合は待ち時間は3週間になります。
その他緊急性の高い手術は随時臨機応変になるべくお待たせしない方針ですのでお気軽にご相談ください。
◆担当医師紹介
| 泌尿器科部長 江越賢一 |
泌尿器科全般 日本泌尿器科学会専門医、指導医 |



